2009年12月25日金曜日

転院、移植に向けて

久々の投稿です。
この2ヶ月間は、転院と移植の準備で慌しい日々でした。
DeVIC + 放射線治療は、一時的には腫瘍を減らしましたが、
寛解に至ることはできませんでした。
治療の経過を見るために、1ヶ月ほど退院しましたが、
その期間が(後の祭りですが)長かったためか、
病気の勢いが増してしまった面もあったかと思います。

今までの病院では、寛解が移植条件であったがために、
ここではこれ以上の治療は困難となりました。
そのため主治医や彼女、家族と相談し、転院することとしました。
転院先は移植実績も多く、
何より治療することについて前向きな姿勢を示してくれました。

造血幹細胞移植へは、
ざっくり前処置=>移植=>生着というプロセスを踏みますが、
生着までにいかに病気の勢いを抑えながら、
免疫反応も抑えていくかがポイントになってきそうです。

移植のために、ドナーとなってくれ、
不安な日々を毎日支えてくれる家族、彼女、皆さんに感謝です。
なるべく肩肘はらずに、決してあきらめず信じていれば、
必ずよい結果となります。

2009年10月21日水曜日

DeVIC + 放射線  Day9 (2クール目)

抗がん剤治療が終わり、体調も特に問題なかったので19日に退院しました。
残る治療は放射線治療(全22回)が22日までとなります。

次回に予定されているPET検査は11/27と1カ月以上先となっています。
この理由は、放射線治療の効果をみるためには、1カ月程度の期間が必要となるためだそうです。

1カ月自宅で療養できる安堵感があります。
また、この間にしっかり治療計画を聞いて、いくつかの病院にセカンドオピニオンで話を聞いてみたいと思っています。

職場から寄せ書きされたTシャツが届きました。気にかけてくれていることは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。早く社会復帰して仲間達と仕事がしたいという気持ちが込み上げてきます。

2009年10月15日木曜日

DeVIC + 放射線  Day2 (2クール目)

13日から入院しています。今回は19日(月)までの入院予定になっています。
やはり抗がん剤が入ると、少し体がだるく吐き気のモヤモヤも出てきます。
食事は病院食を半分程度食べています。
ただ1週間弱で退院できる見込みがあるだけで気持ちは軽くなります。

病室のエアコンが終了してしまい、温度調節ができなくなってしまいました。
季節変わりのことなのでしょうがないのですが、日差しが強いとまだまだ暑いので、
布団をとったり、冷房のついているロビーに移動したりして調整しています。

放射線治療は15回目です。診察がありましたが、特に問題はなさそうです。

[治療内容]
‐ペプシド 200mg
‐イホマイド 3g
‐ウロミテキサン 600mg(膀胱炎予防薬)
‐デキサート(吐き気止め)

2009年10月7日水曜日

DeVIC + 放射線  Day16

先週9/28から一時退院しています。ほぼ2週間以上の退院は今まででも長いので、とてもリラックスできています。体調も退院当初よりも大分上向いており、頭痛が特にあったのですがほぼ無くなりました。その頭痛があったので、頭への浸潤を心配していたのですが、髄液の検査の結果、問題無しだったので安心しました。

これまでに9回の放射線治療をおこないました。7回目終了時に診察があったのですが、「効果著明」と先生も驚きの効果が出ているようです。自分で右足膝周りを触っても、ゴツゴツしていた腫瘍が大分すっきりして左足とほぼ変わらないようになってきていています。これはとても勇気づけられる事実です。

放射線治療は、治療自体は1-2分で終わり痛くも痒くもありません。ただ、照射する位置合わせに10分ほどかかります。がん細胞の遺伝子を破壊して、がん細胞が分裂して増えようとする時に死滅させることができます。通常細胞も破壊されますが、通常細胞は再生する力を持っているそうです。

最近、塩谷信男という方の本を読んでいます。呼吸法と想念(イメージ)の力によって、人生をコントロールしようという内容です。世の中にはまだまだ科学で解明されていないことが多く、人間の潜在能力(プラシーボ効果、火事場のクソ力、自然治癒力など)も解明されていません。
自分の場合、「がん細胞は消えた」「移植できた」とイメージしています。消える・できるではなく消えた・できたと断定することがポイントです。人間はナチュラルキラー細胞というがん細胞を食い殺す細胞を持っており、その力を引き出すようイメージしたり、抗がん剤や放射線治療がより効果を発揮するようイメージしたりするのです。
また、想念は自分だけはなく、他人にも影響を与えることができるそうなので、時間がある時にでも「がん細胞は消えた」「移植できた」とイメージしてくれると嬉しいです。

2009年9月25日金曜日

DeVIC + 放射線  Day3

今日で抗がん剤は終了です。点滴が減るのは気持ちも軽くなります。

初の放射線治療をおこないました。今回は、写真撮影などで時間がかかったようですが、
治療自体はほんの数分で終了しました。明日以降は治療はすぐに終わるそうです。

少し吐き気が続いているので、食事を軽めのものに変更しました。
白飯ではなく、海苔巻きが出たりと少し食べやすくなっています。
この吐き気ももうすぐ無くなっていくと思いますが、その少しの間お世話になります。

夜中の尿が激しく、長時間眠れませんでした。
前晩と朝の体重差が1.6kgもあったので、相当量が出たと思います。

クリーンルームが混みあっているようで、他の患者さんに部屋を譲ることになりました。
初めて大部屋に移動となり、不慣れなこともあると思いますが、
入院期間もそう長くはならないと思いすので、軽い気持ちで引越ししてきます。

[治療内容]
‐ペプシド 200mg
‐イホマイド 3g
‐ウロミテキサン 600mg(膀胱炎予防薬)
‐デキサート(吐き気止め)

[血液検査結果]
‐白血球数 3,200(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 6.5(基準値13.0-17.0)
‐血小板 32.5(基準値12.0-36.0)

2009年9月24日木曜日

DeVIC + 放射線  Day2

PET検査の結果、CVAD/MTX-AraC療法ではあまり効果が出ていないことが分かり、
治療法がDeVIC + 放射線に変更となりました。
とにかく造血幹移植に持っていけるように、治療に全力を尽くします。必ず寛解します。

夕方に吐き気がきました。そのため、食欲や飲料が減っていますが、
その分点滴も入っているので特に問題はないようです。

今は踏ん張り時です。気持ちの上下があったり、薬のダルさもあったりですが、
皆さんのサポートと強い気持ちを持って乗り切っていきます。

[治療内容]
‐ペプシド 200mg
‐イホマイド 3g
‐ウロミテキサン 600mg(膀胱炎予防薬)
‐デキサート(吐き気止め)

2009年9月16日水曜日

MTX-AraC  Day15

8日ぶりに病院に戻ってきました。
退院する直前まで体調は良好だったのですが、その後血液データがどんどん悪くなり、発熱や頭痛などが出てきて体調を崩しました(自宅に帰ったから体調が悪くなったわけではありません)。
結果的には毎日通院したり、周囲の人たちに心配をかけたり、自分も心配になったりで反省点がありました。
血液データが底をついて、上昇してくるまでは入院しているようにします。
そんな状況でサポートしてくれた彼女にはとても感謝しています。

来週の21日(月)より2クール目が開始されます。その前にPET検査があるので、その結果が良好であることを祈っています。どんな結果であれ、あるがままに受け止めて、治療を3歩進んで2歩下がっても頑張っていきます。

[血液検査結果]
‐白血球数 3,400(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 8.5(基準値13.0-17.0)
‐血小板 3.9(基準値12.0-36.0)

2009年9月8日火曜日

MTX-AraC  Day7

体調は良好です。感謝。夕方から夜にかけて体温が上がりますが、G-CSFの副作用か、夜中までには下がるので大丈夫です。

髄注がありました。これで今回治療は全て終了です!無事に終えることができて、先生と看護仕の皆さんのサポートに特に感謝です。

体のかゆみがでてきました。新しく発疹ができかけているところがかゆい気がします。これも薬の副作用のようなので、特に血液の数値が低い内は菌が入らないように注意していきます。

さて、メソトレキセートの毒性が順調に下がったので、点滴が全て外れました!
先生と話した結果、9/8夕方に一時退院する予定です。予想よりも大分早く帰れるので、嬉しいですね。
ただ、G-CSFの注射はしばらく外来でおこなう必要があります。なので病院には毎日来ます。

血液の数値が低いことと、前回の帰宅で後半少し体調を崩したので、
今回の退院中はなるべく安静に、病院と同じ状況でいられるようにしたいと思っています。

[治療内容]
‐G-CSF(好中球を上げる・強化する)

[血液検査結果]
‐白血球数 1,000(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 10.1(基準値13.0-17.0)
‐血小板 13.0(基準値12.0-36.0)

2009年9月7日月曜日

MTX-AraC  Day6

体調は良好で、熱もすっかり落ち着きました。感謝。

右足の痛みが少し出てきました。安静にしていれば痛くないのですが、
少し歩いたり体重がかかったりすると痛みが残ります。
オキノーム(鎮痛剤)を服用すると軽くなるので、適宜使っていきたいと思います。

今日は母と彼女の両親もお見舞いに来てくれました。
ステーキ弁当やカツサンドをいただき、あらためて普通に食事がとれることに感謝です。

ゴルフの石川遼選手の優勝や、イチローのメジャー通産2,000安打が達成されました。
結果ばかりに目がいきますが、そこに至るまでのプロセスは大変だと想像できますね。
おそらく二人とも目標が明確で、そこに対してブレることなく練習を続けているのでしょう。
ブレがなければ、怪我などのトラブルがあっても冷静に適切な対応ができるだろうし、
目標が達成されるイメージが崩れることもないのではないかと思います。
自分の意識の持ち方もそのようにありたいです。

[治療内容]
‐ロイコボリン(メソトレキセートの毒性軽減)
‐G-CSF(好中球を上げる・強化する)

2009年9月6日日曜日

MTX-AraC  Day5

体調は夜に37.9度まで熱があがり、少しだるくなりました。
氷まくらにして安静にしていたら、日が変わるころには37.2度まで落ち着きました。
38度以上になると抗生物質の点滴などが必要になってしまうので、一安心です。
(発熱は、G-CSFの副作用かもしれません)

今日から白血球をあげる注射(G-CSF)がはじまりました。
前クールは自然に上がるのを待ったのですが、治療のスピードを上げるためだそうです。
移植に向けてのコンディションづくりは先生を信じてお任せするしかないですね。

尿が酸性になってしまって、アルカリ寄りにするメイロンという薬を追加で投与しています。
酸性にならないように、炭酸飲料やフルーツジュースを我慢しているのに、
なかなかうまくいかないですね。
ちなみに、酸性のままにしておくとメソトレキセート解毒に悪影響があるそうです。

今日も3食食べることができました。感謝です。

[治療内容]
‐ロイコボリン(メソトレキセートの毒性軽減)
‐G-CSF(好中球を上げる・強化する)

2009年9月5日土曜日

MTX-AraC  Day4

体調は現状維持です。3食食べれているので、感謝。

点滴は生理食塩水とオンコビンのみになりました。
22:00には終わって夜中は点滴が外れています。点滴がないとトイレにも行きやすいし、
心も少し軽くなります。

お昼に冷やし中華がでました。病院食では久しぶりに味がしっかりしていました。
看護士さんいわく、他の患者さんにも好評だったそうです。
もっとこういうメニューを増やしていってもらいたいですね。

変わらずトイレの量と回数が多く、夜中も2-3時間しか連続で寝かせてくれません。
なので、午前中はまだ眠気が残って寝てしまいます。

夕飯前と寝る前にナウゼリンという吐き気止めの錠剤を予防で服用しています。
思いつく限り対応できることはやっていきたいと思います。

[治療内容]
‐ロイコボリン(メソトレキセートの毒性軽減)

[血液検査結果]
‐白血球数 4,200(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 10.4(基準値13.0-17.0)
‐血小板 26.3(基準値12.0-36.0)

2009年9月4日金曜日

MTX-AraC  Day3

体調は昨日より良かったです。お風呂も入れました。感謝。
ただ、一日ほぼ寝転がっていたい気分ですね。

尿の量・回数が順調に多いので腎臓の調子もいいのでしょう、メソトレキセートの毒性が順調に下がっているようです。
前回(再発前)に、かなり副作用に苦しめられた薬なので、これはいいニュースです。

抗がん剤は今日で終わりです。点滴が減るのは気分的には軽くなります。
これから白血球が減っていき、副作用も出てくるかもしれません。
引き続き、自分の体と相談しながら無理せず対処していきたいと思います。

母がお見舞いに来てくれました。シュークリームごちそうさまでした!

[治療内容]
‐キロサイド 400mg,400mg(抗がん剤)
‐デキサメダゾン(吐き気止め)
‐ロイコボリン(メソトレキセートの毒性軽減)

2009年9月3日木曜日

MTX-AraC  Day2

体調は夕方から夜にかけて、体のぐったりと少し胸のもやもやがでるようになってきました。
夜は爆睡できました。トイレには起こされますけどね。

髄注(脳へのがん細胞転移を防ぐ処置)がありました。
背中から注射器を使って骨髄に直接抗がん剤を注入するのですが、
自分の場合、骨髄までの距離が長いために再発前の治療の時は、骨髄に届かずにすごく苦労しました。
今は先生が場所を完璧に把握してくれているので、スムースに終わるので感謝です。
それでも30分同じ姿勢で背中に違和感やピリッとした痛みがあるので、
何度やっても緊張して手に汗をビッショリかきます。

これから副作用がまだ出てくると思いますが、自分の体調と相談して、
極力体を休め、薬で防げることは早めに処置できるようにしていきたいと思います。

[治療内容]
‐キロサイド 400mg,400mg(抗がん剤)
‐デキサメダゾン(吐き気止め)
‐ロイコボリン(メソトレキセートの毒性軽減)

[血液検査結果]
‐白血球数 4,400(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 11.0(基準値13.0-17.0)
‐血小板 25.4(基準値12.0-36.0)

2009年9月2日水曜日

MTX-AraC  Day1

初日なので、まだ体調は良好、感謝です。

今回のクールは抗がん剤が9/1-3の3日間、その後7-10日かけて白血球が減っていきます。
8日後とすると、9/11に白血球が底になります。底から7日後の9/18までかけて白血球が正常に戻ります。
ですので、次の一時帰宅は9/14あたりではないかと予想しています。スモールゴール、楽しみです。

今回の薬のメソトレキセートは前回(再発前)の治療で副作用に苦しめられたのですが、
先生がいらして、今回の治療は前回に比べて量も少ないし、体調も良いので副作用も少なくて済むのではと励ましてくれました。
先生からの言葉は力になりますね。

飲料が1,500ml、点滴による補液が2,000ml、薬が600ml、合計4,100ml!が体内に吸収され、
見事に尿量も4,500ml出ています!尿量が多いのはとてもいいこと、でもトイレの回数が多いのが大変ですが・・・。

新型インフルエンザのワクチンですが、ニュースを見ていると基礎疾患のある人(1,000万人!)は優先的に国産ワクチンが処方されそうですね。自分はこれに該当するでしょう。

右足の痛みですが、投薬を始めてからぱったり無くなりました、感謝。
痛み止めが効いているのか、抗がん剤が効いているのかはっきりしませんが、
治療は確実かつ着実に進んでいます!

[治療内容]
‐メソトレキセート 400mg,1,600mg(抗がん剤)
‐デキサメダゾン(吐き気止め)

2009年9月1日火曜日

MTX-AraC  準備日

3日間の一時帰宅から病院に戻ってきました!

この3日間は投票に行ったり、食べたいものを食べたり、弟妹がお見舞いに来てくれたり、
病院でできた心の洗濯とシワにアイロンがけすることができました。
3日間サポートしてくれた彼女に感謝です。

3日目に右足が痛くなって痛み止め(オキノーム)を飲み始めたのですが、
病院に戻ってからも痛みがひかず、継続して飲んでます。
血液検査の結果、LDH(乳酸脱水素酵素、病気の勢いの目安になる数値)が220→260に上がっているようです。
8/10入院した時には600近くだったので、数値としては低いのですが、
上がってきているので、早めに対処することが必要です。
今日から投薬が始まるので、それで痛みもなくなっていくと思います。

明日から抗がん剤が始まります。副作用など不安はありますが、
また一歩根治に近づくことができるとポジティブにとらえて頑張ります!

[血液検査結果]
‐白血球数 3,300(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 11.9(基準値13.0-17.0)
‐血小板 21.7(基準値12.0-36.0)

2009年8月29日土曜日

Hyp​er-​CVAD  Day18

血液の数値が上がったので、一時帰宅が決まりました!
週明けの月曜日午前中までですが、衆院選挙の結果は自宅で楽しめそうです。
前回の一時帰宅が心のリハビリだったなら、今回はリフレッシュ帰宅。
久々に病院の外に出てすっかり秋めいた風を感じた時は、感動しました。

さて、自宅に帰れたこともあるので、このブログでも気持ちの整理をしたいと思います。

■「なぜ病気になったのか」
この理由は自分には分かりません。医学的には遺伝子異常だと分かってきているようですが、
医学的な理由は現象であって原因であるかは分からないわけです。
自分が病気になったのが偶然であるのか、必然であるのか、宇宙の摂理なのか。
理由が分からない以上、それを心の錘にしていると自分の首が絞まるだけです。
その錘は外して、現実をあるがままに受け止め、対処していきたいと思っています。

■「病気になってみて」
もちろん病気にならないのが一番よいと思います。でも病気になったからよかったことも確実にあります。
彼女・家族・仲間に支えられていることへの感謝、肌で風を感じ、鳥や虫の声を聞き自然を感じる感動、
普通に食べて・寝て・動けることがいかに尊いことか。
これらのことは病気にならなかったら深く感じることはなかったでしょう。
健康な体に回復した時、その幸せを感謝にしてお世話になった皆さんに分け与えることができればと思います。

■「これからの治療」
再発が分かった時は、自分では分からないほどのショック状態であったことが、
彼女や母の証言で分かりました。薬の影響もあるのですが、覚えてないことが多いのです。
今はその状態からはすっかり脱け出し、ポジティブに治療を捉えられるようになってきました。
もちろん、造血幹細胞移植となれば簡単な治療ではありません。誰しも恐怖を感じて当然です。
しかし、治療法が確立していること、ドナーが妹であることなど根治に向けて全てが必然で動いているのです。日々の治療の積み重ねが確実に根治に向けて歩んでいるのです。

病気から回復した時、病気に「ありがとう」と言えることができるでしょうか。
そんな自分に成長していたいです。

母がたくさんのお土産とともにお見舞いに来てくれました。久々に食べた牛肉(今半のすきやき弁当)が体にしみわたりました。モンシュシュのロールケーキもおいしくいただきました。
いつも気遣ってくれてありがとう!

[血液検査結果]
‐白血球数 1,000(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 11.9(基準値13.0-17.0)
‐血小板 11.8(基準値12.0-36.0)

2009年8月28日金曜日

低反発マットレス

病院のマットレスは硬い・・・と思っています。
自分は体格が大きいこともあり、マットレスが硬いと腰・尻が痛くなって、
寝ているのが辛くなってきてしまうのです。

そこで病院のマットレスの上に低反発マットレスを敷いて寝ています。
ウレタンでできており、十分に体圧を分散させてくれ、腰・尻の痛みからは解放されました。
使用しているのは、ニトリの「低反発3つ折りマットレス」7,990円。
コストパフォーマンスはとてもいいと思っています。

寝具はそれ以外にも使用しているものがあるので、
またご紹介していきます。

Hyp​er-​CVAD  Day17

体調は良好、感謝。

夜の眠りが浅いので、昼間に日光を感じながらうつらうつらしています。
入院中ですが、こんな瞬間にも幸福を感じ、体調が良いことに感謝しています。

会社の仲間がお見舞いにきてくれました。
同期入社なのですが、数ヶ月心のバランスを崩し仕事をお休みしていたそうです。
少しづつ職場復帰しているそうですが、そんな中お見舞いにきていただき、感謝です。

夜に突然寒気に襲われ、体が震えはじめました。
その後電気アンカとかけ布団を増やし、体を温めたら1時間程度で震えは止まりました。
体が冷えているような気はしていなかったのですがね。
とにかく発熱したりしてしまうとやっかいなので、冷えには要注意です。

2009年8月27日木曜日

Hyp​er-​CVAD  Day16

体調は良好、感謝。

血液検査の結果、予想外に数値があがっておらず少しがっかりしました。
衆院総選挙は自宅で状況を見たいと思っていたけれど、帰宅できるかは微妙ですね。
先生いわく、あがる兆しはあるようなので、骨髄に頑張ってもらいましょう。
ちなみに今回は白血球をあげる注射(G-CSF)は使っていません。
そのほうが体に負担が少ないようです。たしかに骨痛がおきたりするので、
自然にあがってくれればそれがベターですよね。

ここ2日ほど、寝入ろうとすると、
体の血管が膨張して全身の感覚が鈍っていくような錯覚にとらわれました。
抗不安薬(ソラナックス)を飲んで、深呼吸して気持ちを落ち着かせています。
人間の心とは、こんなにも不安定なものであることを実感しますが、
それを含めてすべてあるがままに受け入れていきたいと思っています。
これからの未来が不安になるのは当たり前のことだし、
それを無理やりに楽観的に考えたところで前進できないと思うからです。
現実をしっかりと受け止めながら、ポジティブイメージを持ち、
起こることをあるがままに受け入れること、そんな意識を持ち続けていきたいです。

お腹の調子は引き続き上向きで、3食いただけています。
また食事がのどを通りにくくなる日が来ますから、
それまで好きなものを食べてしっかり体力をつけていきたいと思っています。

夕方から腕・背中・頭に赤い発疹がでてきました。
特に症状があるわけではないので、様子見の状態です。
前回の治療でも同じようなことがありましたが、
化学療法というのは、いろいろな症状が体に現れるものなんですよね。

[血液検査結果]
‐白血球数 300(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 11.1(基準値13.0-17.0)
‐血小板 8.7(基準値12.0-36.0)

2009年8月26日水曜日

Hyp​er-​CVAD  Day15

体調は良好、感謝。

今日から点滴は抗生物質のみになりました。
現在、白血球数が少ないので、発熱などを抑えるために継続して実施しています。
白血球があがってくれば、また外泊で一時帰宅ができそうです。
近い目標として励みになりますね。

脱毛が始まりました。抗がん剤をはじめてから2週間経ちましたからね。
また必ず生えてくるから、近い将来のその時までちょっとのお別れです。

下腹部の痛みが大分ひいてきました。なので3食いただきました。
体調が良いうちにたくさん食べて体力つけて、次の治療に備えたいと思います。

2009年8月25日火曜日

Hyp​er-​CVAD  Day14

体調は良好、感謝。

現在は、次の抗がん剤に向けて白血球を上げるプロセスにあります。
治療は21日周期が理想らしいので、
8/11(火)に初回の抗がん剤だったので、21日後では8/31(月)が次回の抗がん剤になるのかな。
その前に、また外泊させてもらって気持ちを整えられるよう、先生にお願いしました。

下腹部の痛みは、薬剤師さんのお話だとオンコビンの副作用が大きいみたいです。
継続して通じを緩くする薬を飲み、外に出して腹痛を抑える作戦です。
毎日少しづつですが、良くなっていると思います。

最近は体調がよいので、ランチを病院食ではなく、彼女と食堂の定食をいただいています。
顔を見ておしゃべりしながら、普通のごはんが食べれる幸せ、今の体調に感謝です。

[治療内容]
‐デキサメダゾン(吐き気止め)

[血液検査結果]
‐白血球数 400(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 12.6(基準値13.0-17.0)
‐血小板 11.4(基準値12.0-36.0)

2009年8月24日月曜日

Hyp​er-​CVAD  Day13

体調は良好、感謝。

下腹部の痛みは少しずつ良くなっているかな?
通じは硬いのが少し出てくるような感じ。
継続して、通じを緩くする薬を飲み、加えて下剤も出してもらいました。

尿量が少ないため、生理食塩水の点滴が加わりました。
下腹部の痛みもあって、飲料が減っていたのか?
腎臓をやられないように(実績あり)ここは慎重に様子を見ていきたいです。

[治療内容]
‐デキサメダゾン(吐き気止め)

2009年8月23日日曜日

ノートパソコン + データ通信

入院中も体調が許す限り、ネットサーフィンでの情報収集やメールなどで
コミュニケーションをとりたいと考えて取り入れています。
もちろん、このブログの作成もしています。

私の場合は、いわゆるウルトラモバイルPCにイー・モバイルをつなげています。
データ通信は各社あるので、自分にあったサービス内容(使用可能地域など)を考慮して
決めたほうがよさそうです。

具体的な使い方で、ネットサーフィンやメール以外にスカイプも使っています。
スカイプはテレビ電話ですが、自宅の彼女と通信して愛犬の様子を見たりしています。
やはり顔が見えるっていいですよね。

Hyp​er-​CVAD  Day12

体調は良好、感謝。

ただ、下腹部の痛みがひかずに、痛みの波が寄せては返す状態。
電気アンカを借りて暖め、便を緩くする薬を出してもらいました。様子見状態。

彼女の両親がお見舞いに来てくれました。
お昼ごはんや下着の差し入れをしてくれ、気遣ってくれる言葉をいっぱいもらいました。
お二人には感謝の気持ちでいっぱいです。

[治療内容]
‐デキサメダゾン(吐き気止め)

2009年8月22日土曜日

Hyp​er-​CVAD  Day11

4日間の一時帰宅から病院に戻ってきました!
4日間体調が維持できて、規則的な生活をサポートしてくれた彼女に感謝です。
この4日間は、彼女や家族と自分の病気のことなど、たくさん話し合えたこと、
それによって治療への心の整理ができたことがすごい大きな収穫でした。
先生方や看護士さんからは、表情や声が帰宅前と全然違うと驚かれるほど。

当初のスケジュールではリツキサンもやる予定でしたが、
先生いわく、最近加わった治療であるとのことで今回はパスするとのこと。

急に38度以上に発熱し、抗生物質の点滴を受けることに。夜には36.6度まで戻りました。

18時頃から下っ腹に痛みが。おそらく便秘。掛け布団をかけ冷やさないようにして、
うずくまって痛みの波と格闘。

一時帰宅中に仲間がお見舞いに来てくれてました。お見舞い品に手紙が添えてあり、
ジーンときました。あらためて心配してくれる仲間達に感謝です。

母がお見舞いに。仕事でテストがあるとのことで大変そう。頑張って!

[治療内容]
‐オンコビン(抗がん剤)
‐デキサメダゾン(吐き気止め)