2009年12月25日金曜日

転院、移植に向けて

久々の投稿です。
この2ヶ月間は、転院と移植の準備で慌しい日々でした。
DeVIC + 放射線治療は、一時的には腫瘍を減らしましたが、
寛解に至ることはできませんでした。
治療の経過を見るために、1ヶ月ほど退院しましたが、
その期間が(後の祭りですが)長かったためか、
病気の勢いが増してしまった面もあったかと思います。

今までの病院では、寛解が移植条件であったがために、
ここではこれ以上の治療は困難となりました。
そのため主治医や彼女、家族と相談し、転院することとしました。
転院先は移植実績も多く、
何より治療することについて前向きな姿勢を示してくれました。

造血幹細胞移植へは、
ざっくり前処置=>移植=>生着というプロセスを踏みますが、
生着までにいかに病気の勢いを抑えながら、
免疫反応も抑えていくかがポイントになってきそうです。

移植のために、ドナーとなってくれ、
不安な日々を毎日支えてくれる家族、彼女、皆さんに感謝です。
なるべく肩肘はらずに、決してあきらめず信じていれば、
必ずよい結果となります。

2009年10月21日水曜日

DeVIC + 放射線  Day9 (2クール目)

抗がん剤治療が終わり、体調も特に問題なかったので19日に退院しました。
残る治療は放射線治療(全22回)が22日までとなります。

次回に予定されているPET検査は11/27と1カ月以上先となっています。
この理由は、放射線治療の効果をみるためには、1カ月程度の期間が必要となるためだそうです。

1カ月自宅で療養できる安堵感があります。
また、この間にしっかり治療計画を聞いて、いくつかの病院にセカンドオピニオンで話を聞いてみたいと思っています。

職場から寄せ書きされたTシャツが届きました。気にかけてくれていることは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。早く社会復帰して仲間達と仕事がしたいという気持ちが込み上げてきます。

2009年10月15日木曜日

DeVIC + 放射線  Day2 (2クール目)

13日から入院しています。今回は19日(月)までの入院予定になっています。
やはり抗がん剤が入ると、少し体がだるく吐き気のモヤモヤも出てきます。
食事は病院食を半分程度食べています。
ただ1週間弱で退院できる見込みがあるだけで気持ちは軽くなります。

病室のエアコンが終了してしまい、温度調節ができなくなってしまいました。
季節変わりのことなのでしょうがないのですが、日差しが強いとまだまだ暑いので、
布団をとったり、冷房のついているロビーに移動したりして調整しています。

放射線治療は15回目です。診察がありましたが、特に問題はなさそうです。

[治療内容]
‐ペプシド 200mg
‐イホマイド 3g
‐ウロミテキサン 600mg(膀胱炎予防薬)
‐デキサート(吐き気止め)

2009年10月7日水曜日

DeVIC + 放射線  Day16

先週9/28から一時退院しています。ほぼ2週間以上の退院は今まででも長いので、とてもリラックスできています。体調も退院当初よりも大分上向いており、頭痛が特にあったのですがほぼ無くなりました。その頭痛があったので、頭への浸潤を心配していたのですが、髄液の検査の結果、問題無しだったので安心しました。

これまでに9回の放射線治療をおこないました。7回目終了時に診察があったのですが、「効果著明」と先生も驚きの効果が出ているようです。自分で右足膝周りを触っても、ゴツゴツしていた腫瘍が大分すっきりして左足とほぼ変わらないようになってきていています。これはとても勇気づけられる事実です。

放射線治療は、治療自体は1-2分で終わり痛くも痒くもありません。ただ、照射する位置合わせに10分ほどかかります。がん細胞の遺伝子を破壊して、がん細胞が分裂して増えようとする時に死滅させることができます。通常細胞も破壊されますが、通常細胞は再生する力を持っているそうです。

最近、塩谷信男という方の本を読んでいます。呼吸法と想念(イメージ)の力によって、人生をコントロールしようという内容です。世の中にはまだまだ科学で解明されていないことが多く、人間の潜在能力(プラシーボ効果、火事場のクソ力、自然治癒力など)も解明されていません。
自分の場合、「がん細胞は消えた」「移植できた」とイメージしています。消える・できるではなく消えた・できたと断定することがポイントです。人間はナチュラルキラー細胞というがん細胞を食い殺す細胞を持っており、その力を引き出すようイメージしたり、抗がん剤や放射線治療がより効果を発揮するようイメージしたりするのです。
また、想念は自分だけはなく、他人にも影響を与えることができるそうなので、時間がある時にでも「がん細胞は消えた」「移植できた」とイメージしてくれると嬉しいです。

2009年9月25日金曜日

DeVIC + 放射線  Day3

今日で抗がん剤は終了です。点滴が減るのは気持ちも軽くなります。

初の放射線治療をおこないました。今回は、写真撮影などで時間がかかったようですが、
治療自体はほんの数分で終了しました。明日以降は治療はすぐに終わるそうです。

少し吐き気が続いているので、食事を軽めのものに変更しました。
白飯ではなく、海苔巻きが出たりと少し食べやすくなっています。
この吐き気ももうすぐ無くなっていくと思いますが、その少しの間お世話になります。

夜中の尿が激しく、長時間眠れませんでした。
前晩と朝の体重差が1.6kgもあったので、相当量が出たと思います。

クリーンルームが混みあっているようで、他の患者さんに部屋を譲ることになりました。
初めて大部屋に移動となり、不慣れなこともあると思いますが、
入院期間もそう長くはならないと思いすので、軽い気持ちで引越ししてきます。

[治療内容]
‐ペプシド 200mg
‐イホマイド 3g
‐ウロミテキサン 600mg(膀胱炎予防薬)
‐デキサート(吐き気止め)

[血液検査結果]
‐白血球数 3,200(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 6.5(基準値13.0-17.0)
‐血小板 32.5(基準値12.0-36.0)

2009年9月24日木曜日

DeVIC + 放射線  Day2

PET検査の結果、CVAD/MTX-AraC療法ではあまり効果が出ていないことが分かり、
治療法がDeVIC + 放射線に変更となりました。
とにかく造血幹移植に持っていけるように、治療に全力を尽くします。必ず寛解します。

夕方に吐き気がきました。そのため、食欲や飲料が減っていますが、
その分点滴も入っているので特に問題はないようです。

今は踏ん張り時です。気持ちの上下があったり、薬のダルさもあったりですが、
皆さんのサポートと強い気持ちを持って乗り切っていきます。

[治療内容]
‐ペプシド 200mg
‐イホマイド 3g
‐ウロミテキサン 600mg(膀胱炎予防薬)
‐デキサート(吐き気止め)

2009年9月16日水曜日

MTX-AraC  Day15

8日ぶりに病院に戻ってきました。
退院する直前まで体調は良好だったのですが、その後血液データがどんどん悪くなり、発熱や頭痛などが出てきて体調を崩しました(自宅に帰ったから体調が悪くなったわけではありません)。
結果的には毎日通院したり、周囲の人たちに心配をかけたり、自分も心配になったりで反省点がありました。
血液データが底をついて、上昇してくるまでは入院しているようにします。
そんな状況でサポートしてくれた彼女にはとても感謝しています。

来週の21日(月)より2クール目が開始されます。その前にPET検査があるので、その結果が良好であることを祈っています。どんな結果であれ、あるがままに受け止めて、治療を3歩進んで2歩下がっても頑張っていきます。

[血液検査結果]
‐白血球数 3,400(基準値4,500-8,000)
‐ヘモグロビン 8.5(基準値13.0-17.0)
‐血小板 3.9(基準値12.0-36.0)